オマージュか、それともただの遊び心か、「ジョン・ウィック２」は「マトリックス」を彷彿させるシーンがいくつもあります。以下10枚の画像は、、、

人は皆、多かれ少なかれ、奇妙な癖やこだわり、人に言えない習慣を持っているもので、我々がこの映画のベン・アフレックに感情移入してしまう理由は、そんな奇妙な癖やこだわりをアスペルガー症候群という病に置き換え、デフォルメしているからです。

トム・ハーディは見事な演技ですし、いくつかの印象的なシーンも（オープニングで紅茶を持って見張りの警官を茶化しに行くコミカルなシーン、バーでのアクション映画さながらの迫真の立ち回り、シェイクスピア宜しく花束をポケットに入れて外壁を上って求婚するシーン。美しい結婚式場のシーンなどなどが）あります。しかし、映画としての後味が、、、

悪については（それが現時点で世界で最も凶悪で強大な組織であろうという以外は）、ほとんど語られません。これは悪に対抗する善の種類についての映画です、、、